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ARTIST INTERVIEW

アーティストインタビュー

柴田淳 インタビュー欲しい曲にたどり着くまでのストレスがない便利さに驚き!さらにダウンロードした曲を高音質で楽しめるのも魅力的
3月30日に4thアルバム『わたし』をリリースする柴田淳さん。昨年11月に六本木ヒルズアリーナで行なわれたスペシャルライブでは、来場者のためにエニーミュージックのサービス体験を展開。そこで今回は、エニーミュージックが提案している「音楽の新しい楽しみ方」に賛同する柴田さんが、実際に試聴とダウンロードを体験し、その感想とともに新作や普段の音楽ライフについて語ってくれた。
――エニーミュージックのサービスを試してみていかがでしたか?

柴田さん  まず、オーディオ機器がインターネットに直結しているっていうことにびっくりしました。ステレオがネットにつながっていて、そこで試聴できるうえに、すぐに1曲まるごとダウンロードできちゃうなんて、自分でやってみてもまだ信じられない(笑)。
――エニーミュージックのサービスのなかでもっとも気に入ったサービスはどれですか?
 
柴田さん FMラジオで流れた曲をその場で買えるのはすごくうれしい。私は学生時代からラジオをよく聴いていたんですけれど、DJの方の曲紹介が聴き取れなくて、その曲が欲しいのにわからないっていうことが多かったんです。それってすごいストレスなんですよね。で、パソコンで調べてみようと思っても、いくつかのサイトをたどってCD購入までたどり着くのは本当に大変なんですよ。だから「今の曲って何だろう?」って思ったときにすぐにチェックできて、そのままショッピングもできてしまうというのは、とっても魅力的。しかもダウンロードで1曲158円(※)から買えるというのは、お手頃だし、便利でいいなって思います。ああ、こういう時代になったんだなぁって、ホントに驚きです。
[※1曲158〜368円で配信中。(アルバムは1,050円〜)]

――音質についてはいかがですか?

柴田さん すごくいいですよ。ダウンロードはパソコンでもできるけれど、どうしても音質が落ちるから、試聴した段階でいいなと思っても実際フルで聴くと印象が違っていたり、音量を上げると音が割れたりしてしまう。それがエニーミュージックだと最初からステレオで本来の音が聴けるんですよね。やっぱり音楽をダウンロードするなら、こういうカタチでしたほうが絶対後悔しないと思います。

――リモコンの操作性はどうでしたか?

柴田さん 実際ダウンロードに必要な操作はすごく簡単ですよね。たとえば部屋の収納でも「1、2、3」で取り出せないと、その物を使わなくなるって言うじゃないですか。引き出しを開けてすぐに取り出せれば、いつでも使えるっていう。それと同じで、このリモコンはワンツーステップで簡単にダウンロードできるから、おうちにあったらどんどん使っちゃうと思います。

――周りのアーティスト仲間にオススメしたいサービスはありますか?

柴田さん 特に音楽をやっている人にとっては、大量のCDを収納したり整理したりするのって、苦労する部分だと思うんですよ。その大量の音源をハードディスクに保存できるのはすごく便利。ここに2万曲も入るなんて、信じられない(笑)。

――アーティストの立場から見たエニーミュージックの各種サービスに対するご意見はありますか?

柴田さん やっぱりこういう便利なサービスが普及することで、CDを買わなくなるのかなとか、ジャケットが必要なくなるのかなとか、正直ちょっと複雑な思いはあります。でも、どんなカタチであれ、音楽を聴いてもらいたいっていう気持ちは基本にあるし、著作権とかもきちんと守られているわけですから、もっと広まっていったらいいなって思います。

――エニーミュージックでは、音楽をより身近に楽しめるような出会いを増やしたいと考えています。その試みのひとつとして、昨年11には柴田さんのスペシャルライブとのジョイントで、来場者のみなさまにエニーミュージックのサービスを体験していただくイベントも開催させていただきました。それについてのご感想を聞かせてください。
>>スペシャルライブレポート

柴田さん 私が自分の歌を生で伝えて、気に入った人はその場でダウンロードして持って帰るという流れの中で、これは本当に音楽が身近になっていくんだなっていうことを実感しました。それによって、リスナーと私がより深くつながることができるって思ったんですよ。そのような企画に携われたのはうれしかったし、とても楽しかったです。
後半は柴田さんの作品づくりと音楽ライフについてうかがいました。

――3月30日にリリースされる4thアルバム『わたし』は、どのような作品に仕上がりましたか?

柴田さん これまで以上に柴田淳の“今”っていうのがリアルに作れたんじゃないかなって思います。あまりにもリアル過ぎちゃったので、もしリスナーの方にイマイチだなって言われたら、今の私に対して言われているような気持ちになってしまうかもしれない。それぐらい、自分の肉片じゃないですけれど、自分自身がアルバムになっているという感じです。
わたし 柴田淳
4 th album「わたし」
2005.3.30 RELEASE
MUCD-1118
¥3,045(tax in)
柴田淳の音楽人生の全てが詰まった4thアルバム「わたし」。今ここに完成。
わたし

先日デビュー3周年を迎えた柴田淳の4枚目のオリジナル・アルバムとなる今作は、瀬尾一三、羽毛田丈史などの名プロデューサー、アレンジャー陣と取り組み、より音楽的な幅を広げた作品に仕上がっています。9枚目のシングル「ちいさなぼくへ」、先行シングル「白い世界」を含む全11曲収録。

01.「おかえりなさい」
02.「白い世界」
03.「ゲーム」
04.「あの夏」
05.「ちいさなぼくへ」
06.「いつかの王子様も♪〜拝啓、王子様☆続篇〜」
07.「道端」
08.「また明日」
09.「幻」
10.「一人暮らし」
11.「わたしの夢」

――『わたし』というタイトルは全曲できあがった段階で付けられたのですか?

柴田さん そうですね。3rdアルバムを出した後、この1年は自分にとってとてもつらい時間だったんです。いろんな気持ちが心の中にあるんだけれど、自分と対峙できないくらい、自分がわからなくなってしまって。先行シングルの『ちいさなぼくへ』と『白い世界』はそういう経験をしたからこそ出来上がった2曲なんです。それをきっかけにしていろんな曲を作っていったんですけれど、これまでにはない抽象的な歌詞が多くなっていて、今までの私には見えなかった世界を見ながら、一番心が敏感になってるような、そういう精神状態で作り上げたんですね。だからこれは、今の私をすべて告白しましたっていう感じで。でき上がったときに、まさにこれは私自身だなぁって思ったんです。

――『ちいさなぼくへ』は自分の心が見えないつらさが伝わるせつない歌ですね。

柴田さん これはもろ引きこもっていたときの気持ちそのものだったりして。自分で書きながら泣いてしまったんですよ。あまりにも今の心情を出してしまったので、メロディができて歌詞を書いたときに、自分の心にダイレクトに響いてきちゃったんですよね。自分で書いておきながら、自分の傷口を開いてシクシクやってるみたいな感じで(笑)。

――そして『白い世界』は「再生」がテーマだとか。

柴田さん これもまた制作中に泣いちゃったんですよ。自分自身がわかんなくなっちゃっている状態の中でメロディができて、アレンジャーからラフのデモテープが返ってきたときに、ようやく客観的に自分の曲を聴けたというか、私はまだやっていけるって思って、号泣してしまって。そのときに歌詞の半分くらいが一気にできたんです。決してエネルギーみなぎる人の第一歩ではないけれど、なんにも無くなって空っぽになっちゃったかもしれないって思うときって、真っ白なら自分で最初の一歩から自分で描いていけばいいわけですよね。一歩が二歩になり、二歩が三歩になり、それが気づけば道になるっていう。そういう意味で、真っ白ってゼロなんじゃなくて無限大なんだなって思って。そのときの気持ちをそのまま描いたんです。

――アルバムの最後に収録されている『わたしの夢』では、タイトル通り柴田さんの夢だったオルケスタ・デ・ラルスの塩谷哲さんとの共演を実現されたわけですが、その制作エピソードを聞かせてください。

柴田さん 塩谷さんは私が15歳のときからあこがれていた方なんです。大学生のときにレコーディングを見学させてもらったりして、私のデビューから今までのことを全部知っていてくださっているんですね。で、一緒にやろうよっていつもアプローチされていたんですけれど、私自身にそれを受ける覚悟がなくて。塩谷さんに手加減してもらって私のレベルまで降りてきてもらうのがイヤで、私が塩谷さんのところまで辿り着きたいって、生意気なことを言っていたんですよ。でも、それはまず不可能なことだって、最近ようやく気づいたんです(笑)。それでやりたいことがあるなら全部やっちゃおうっていう気持ちで開き直って、今回の共演が実現したわけです。私にとっては13年越しの夢だったんですけれど、レコーディングはクリックなしの一発録りだったんですよ。3回歌った中で1回目のテイクがダントツに良くて。本当の意味でのファーストテイクだったから、やっぱり13年分の想いがあったんでしょうね。それを収録できたのはよかったなって思います。終わったときは号泣でした。本当にうれしかったし、感動して13年分の涙が流れたみたい。今回はホントに涙の多いレコーディングでした(笑)。

――音楽活動をする中で、塩谷さんから受けた影響はやはり大きいですか?

柴田さん そうですね。音楽ってこういうものだっていうことを、ずっと教えられてきたので。その中でも「音楽は嘘をつけない」「自分が嘘をついて曲を作っていたら、嘘つきな音楽になる」っていうことは、自分でも身をもって感じています。

――ところで、普段はどんなときに音楽を聴くことが多いですか?

柴田さん CDをかけて聴くというよりも、音楽は常に私の中で流れているんですよ。自分の曲だったり、生活の中で聴こえてきたメロディだったり。一時期、頭の中で美空ひばりさんの『りんご追分』がずっと流れていたこともありました(笑)。でも、たとえば部屋の掃除をしているときとか食事のときなんかは、ラジオやCDで音楽を流していますね。何も考えたくないときに音楽が流れていると、そこに自分の気持ちを入れていけるから、考えなくてすむんですよ。現実逃避じゃないですけれど、そういうときぐらい心配事はよそう、みたいな(笑)。そんなときに音楽って聴きたくなりますね。

――リスナーには柴田さんの音楽をどんなときに聴いてもらいたいですか?

柴田さん ファンの方には、私の音楽って「みんなでいるときに聴きたくない」ってよく言わ れるんですよ。ホントにもうひとりでステレオに向かって聴いている、みたいな。そういう風にじーっと聴いてくれるのはすごくありがたいことですね。私自身はこういう風に聴いて欲しいっていうのはなくて、マイペースでやっているので、みなさんにも本当に聴きたいなって思ったときに聴いてもらえたらいいなって思います。

――最後に、今後の抱負を聞かせてください。

柴田さん とにかくなんでも挑戦していきたい。音楽でも、それ以外でも。前にテレビのナレーションをさせていただいたんですけれど、すごく面白かったし、勉強になりました。こういう仕事をしているからこそ、普通の生活じゃ見られない世界が見られて、しあわせな職業だなって思うんですけれど、それでもまだ私の知らない世界は多くて。私はホントに好奇心が旺盛なので、これからも自分が知らない新しい世界を見ていきたいです。昨年、つらい時期を経験して実感したのは、引きこもっていても私の歌は誰にも届かないっていうこと。柴田淳って、みんなに忘れられたら存在しないものなんだな、死んじゃうものなんだなって思ったんです。みんなの心の中に柴田淳が存在していたいっていう思いは、生きていたいっていう意味でもあるんですね。だから、常にみんなの中に自分を生かしておきたい、常に身近に感じてもらえるように存在していたいです。

関連リンク
柴田 淳オフィシャルサイト
ドリーミュージック